行政書士は、収入的に食べていけない資格?

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行政書士は、収入的に食べていけない資格?

 行政書士の収入について、インターネット上では、「行政書士は儲からない」「行政書士は食べていけない資格」などと散々に書き立てられています。実際、行政書士として登録後、そのおよそ3割が1年以内に廃業する……などという恐ろしいデータもあるようです。でも、本当に行政書士は食べていけない資格なのでしょうか??

 試験勉強中のこと、「行政書士は独立廃業型の資格」などと絶望感をあおるホームページを見つけてしまったことがありました。こわごわとリンク先をクリックすると、その先には怪しげな行政書士向けビジネスセミナーの案内。恐怖をあおってセミナーに参加させる商法だったのです。
そうした商法が存在するような行政書士の仕事は、やはり儲からないのでしょうか?

行政書士は儲かる仕事なのか
 残念ながら行政書士の年収についての公的なデータなどは存在しませんが、その平均年収は、300万円とも500万円ともいわれています。前者なら大手企業の大卒新入社員に負けてしまうレベルですが、後者なら、お金持ちとまでは行かないまでも、2013年のサラリーマンの平均年収を上回っていますね。ただ、ここで注意すべき点は、これはあくまで平均値だということです。一定数の廃業者や主婦などで、自宅で副業的に(扶養の範囲内などで)行政書士業務をしている人など、年収が100万円以下レベルの行政書士も含めての平均値だと考えると、平均年収的には少なくとも一般的な会社員の水準は上回っていると考えることができるでしょう。
 また、行政書士は登録した都道府県の行政書士会に入会しますが、そこはまだまだ年功序列が色濃く残る世界。駆け出しの新人が大儲けなどしようものなら大変なことになってしまいます。わざわざ自分が儲かっていると宣伝しても妬みを買うだけ。さらに税務署の査察などが入って痛くもない腹を探られるわけにはいきません。実際には大流行りだとしても行政書士はそのことを隠すでしょう。そして何より、高収入を得ている(=業務量が多い)行政書士には、悠長にインターネットに書き込みなどをしている時間はないでしょう。ですから、行政書士の実際の年収は先述した平均値よりは高いものと予想できます。
 行政書士の業務は非常にやりがいがあり、また面白いものです。ネガティブな情報ばかりを真に受けて、志ある行政書士の卵が消えてしまうとしたら、それは本当に残念なことだと思います。


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